続けてみよう日記

日記をつけてみようと思いはじめました

2/20

先週末、推しの舞台を見に行った。

なんと神席を引き、前列から2列目だったので、近すぎるステージに恐れ慄きながら「必要なかったなあ」と双眼鏡をいそいそとしまった。その瞬間、前の席(つまり最前)の人が私の双眼鏡より5億倍高いであろう双眼鏡を重厚なケースから取り出しているのが見えた。オタクは奥が深い。

隣の席の女の子はずっと「ステージ近い!やばい!泣く!」「こんなに近くてバチ当たりそう」とずっと喋ってはしゃいでいた。ぼっちオタクの私は、「誰かと来たらこんな風に気持ちを共有できるんだなあ、いいなあ」と微笑ましい気持ちで隣を見た。その女の子は1人で喋っていた。オタクは奥が深い。

観劇は高校の時の課外学習で見た劇団四季と、仕事でたまにプレス席に入るくらいしか経験がなかったので(見ながらほぼ同時に原稿を書き、爆速でアップするためゆっくり見られない)、普通にワクワクしていた。

演者の息遣いまでわかる席で、リアルタイムで作られていく舞台というエンタメにとても感動した。動機は推しだったけど、最終的には舞台そのものに魅入っていた。やっぱり、エンターテインメントは素晴らしい! 心がうるうるになったというか、枯れ果てた土に水を注がれたような、満たされていくような気持ちになった。

また疲れたらライブに行こう、観劇に行こう、本を読もう、映画を見よう、とか自分で自分の心を潤す方法がなんだかわかってきた気がして、最近はちょっと生きやすい。